フレキシブル義歯は、ノンクラスプ(クラスプは金属のバネの意味。ノンクラスプは金属のバネが無いという意味)義歯とも呼ばれ、バネの無い入れ歯は機能はそのままに、見た目の美しさを実現しました。若々しい口元を保つフレキシブル義歯、入れ歯のイメージが変わります。
従来の入れ歯 | フレキシブル義歯 |
---|---|
保険の入れ歯は材料が決まっていて変えられない。 | 入れ歯の固定方法を工夫し、若々しい口元を演出。 |
見た目ですぐに入れ歯だと分かってしまう。 | 金属バネが見えず、見た目、装着感ともに快適。 |
金属バネが残った歯の負担になることも。 | 口の状況に応じ、最適な方法が選択可能。 |
しなやかな弾力を持つ樹脂を入れ歯の固定に用いるタイプ。その樹脂の1つであるバルプラスト樹脂は1956年にアメリカで開発されて以来、欧米諸国他95カ国以上で利用される、実績のあるノンクラスプデンチャー素材です。
バルプラスト装着例
主に奥歯で、歯と歯の間が無くなってしまった場合(灰色の歯が欠損)に適した入れ歯です。周りの歯を削らずに適用が可能。食べ物も入れ歯にはさまりにくく、軽快な装用が可能です。
入れ歯をマグネットで固定するタイプ(矢印部分)。歯の欠損が多い場合にも、残った歯を有効に活かすことができます。
大きな入れ歯を少ない歯で支えることは難しく、残った歯根にも大きな力がかかります。負担を減らしながら歯根をかむ力に活かし、見た目にも美しい入れ歯を作ることができます。
歯の内側に金属の土台を製作し、入れ歯を強固に固定するタイプ。入れ歯が前後左右へ振れるのも抑えます。
一番後ろの奥歯が無くなってしまうと、口をかみ合わせた時、入れ歯に力がかかりにくくなります。歯と入れ歯を強固に固定することで、コンパクトながらかむ力がしっかりと伝わります。